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部下が上司を選べる様になったら

  • 執筆者の写真: 中村 群一
    中村 群一
  • 2024年4月23日
  • 読了時間: 2分

更新日:2024年8月1日

普通、会社組織で働いていると、「親と上司は選べない」という言葉に

あるように、部下が上司を選ぶことは仕組みとしてできないようになって

います。

ところが、離職率が10%と高い会社が、部下が上司を選べるように改革した

企業があるようです。


新卒社員にとって、キャリアのファーストステップをどの様な働き方で過

ごすかは、その人にとっての働く価値観を左右する。


しかし、誰と、どのように働くかは、本人の意思で決められるものではない

ことがほとんどで多くの会社組織で働く人は、迫りくる仕事を次々に

こなしていく状態にあります。


大きな会社であればあるほど、会社からの辞令や転勤などでキャリアを

積み重ねている。


もし、社員一人一人が

「この人から学びたい、影響を受けたい」

という人を選んで一緒に働くことができたら、

その社員にとって価値のある経験が積めるのかもしれない。


よく、あのシェフのもとで働きたい、あの宮大工さんのもとで働きたいと

どんなに断られても自分の意志を求めて修行して大成した人のように。

 

100人規模の構造計算と設計をする会社が、余りにも離職する社員が多い

ので、社長が、部下からのアンケート等参考に、上司の評価を出し、部下が

上司を選ぶようにしたら、離職率が1%に激減した。


上司の立場を聞いてみても最初は抵抗があったが、意外とうまくいったと、話して言う。

 

それを聞いて、日比谷高校では高校1年生は高校側でクラスを決めて、2年

生では、生徒が学級担任の先生を、選ぶ方法でやっていた。


最初は人気の先生に集中したこともあったが、最終的にはバランスよく分かれたそうです。

 

社員が上司を選ぶことで、部下として行動するときの納得感やモチベ―ションや

上司どうしでの競争が生まれ、ついていけない管理職たちを除くことができたそうです。

 

「自分の上司を自分で選ぶ」ということは、

普段からどんな働き方をしたいかという明確なイメージを持っている必要があり

あながち間違っていない方法なのかもしれません。

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